moose (ムース)を、ご存知ですか?
日本名ではヘラジカ、スウェーデンでは森の王様と呼ばれる大きな大きな動物です。大きなムースは、体長3m、肩まで2m重さが800kg、大きな角がはえていて森の中で暮らしていますが、時々道路に現れて、道を塞いだり、車にぶつかったり・・・
そんな森の王様、ムースをベングト・リンドベリが描いたのは今から25年前、1992年のことでした。スウェーデンの文具ブランドに初めてのムースデザインが登場、それから25年・・・
今ではベングトのムースは北欧を大表するアイコンになっています。同じくベングトのsheep(ヒツジ)デザインは1994年、KLIPPANのブランケットにデビュー、以来、KLIPPANとベングト・リンドベリと妻のロッタ・グラーベのコレボレーションが続いています。
ベングト・リンドベリ ムース25周年を祝って今回はecomfortのムース&ヒツジのデザインをご紹介します。
【Q】ムースやヒツジのデザインも、他の動物デザインと同じくSmålandの影響をうけているのですか?
【A】はい。デザインそのものは活動拠点のストックホルムで作ったのですが、やはり生まれ育ったSmålandの影響を受けています。私は、Smålandで多くの動物に囲まれて育ちました。隣家は小さな農家でしたし、祖父母も農場を持っていました。さらに、父も趣味程度ですが農場を持っていて、そこには牛や馬、豚、犬がいます。また、家の近くには森があり、ムース(ヘラジカ)やヒツジ、鹿、うさぎ、鳥などたくさんの野生動物が生息していました。
新しいデザインはいつも、そんな周りの環境からインスピレーションを受け、自分がデザインしたものに驚くことがあったり、簡単なスケッチを描くだけで幸せだったり・・・。
だから、ムースやヒツジのデザインの完成までに苦労はなく、とても楽しくデザインしたことを覚えています。
【Q】Smålandはベングトにとってかけがえのない場所なのですね。
【A】身近な場所に自然があるのは素晴らしいことです。今は私が幼少期の頃とは大きくかわってしまいましたが、親戚がムースを狩猟する時期などに、年に1度ほど帰るのは楽しいものです。そのときは、思いっきり秋の森の薫り、紅葉、森の静けさを味わうのです。
【Q】Smålandにぜひ行ってみたいです!最後にベングトのデザインが日本で展開されていることにコメントをお願いできますか?
【A】日本文化の中で私たちのデザインが受け入れられるか心配していましたが気に入ってもらえてとてもうれしいです。
「BENGT&LOTTA」は夫Bengt Lingtberg(ベングト・リンドベリ)妻Lotta Glaveで結成された、スウェーデンのデザインユニット。同じコンストファク大学(スウェーデン国立美術工芸大学。スウェーデンのデザイン、芸術におけるトップの大学)の学生で、グラフィックアートとイラストレーションを学び、1990年にデザインユニットを結成。
スウェーデンの伝統的な手工芸品として受け継がれているアイアンワークとコラボレーションした「キャンドルスタンド」や、130年以上続く繊維会社「KLIPPAN」へのデザイン提供など、伝統とデザインを融合させた作品を発表し、注目を集めています。
スウェーデンの伝統的なアイアンワークを継承しながら、
冬の暮らしを元気づけるハッピーなデザインのキャンドルスタンドです。
スウェーデン人なら誰でも知っている「森の王様 ムース」がKLIPPAN ブランケットに登場したのは1994年。この20年以上の様々な色とサイズのウール、コットンのブランケットに描かれています。
ベングト・リンドベリのコラボレーションは、1993年、牛のデザインのブランケット、1994年ヒツジ、そしてムースと続きました。ウールブランケットはエコウール、コットンブランケットは オーガニックのシュニールコットン、子供から大人まで多くの人たちに愛されています。
ミニはひざ掛け、出産祝いの定番です。
シングル、ハーフはソファカバーに人気、優しい肌ざわりと自宅でお洗濯できる手軽さが人気です。
スウェーデンの伝統的な自然療法のヘルスケア「麦の温冷ネックピロー とアイピローです。麦はオーガニック、天然のラベンダー入りです。冬は電子レンジであたためて肩こり、腹痛のこりや痛みをほぐします。夏は冷凍庫で冷やしてクールパックに。
KLIPPAN × Bengt Lindberg × 匠工芸(北海道)のコラボ、デザインと軽くて使いやすさでファンが増えています。
イーオクトとベングトのコラボアイテムです。1949年にスウェーデンで誕生したスポンジワイプはセルロースとコットンを素材にしたナチュラルなフキンです。
ベングトのデザインしたヒツジデザインのキッチンアイテム