トップページ もっとみる 【新連載】日々のこと 第11回
【新連載】日々のこと 第11回

上野週間

皆様こんにちは。
E.OCTの秋、催事の秋。
私はE.OCTに入るまで知らなかったのですが、秋って色々な展示会や催事が開催されるのですね。私もこの秋は2つの展示会と1つの催事に初参加。 10月下旬は1週間ほど毎日のように上野に通いました。

hibinokoto

上野松坂屋さんで開催された「北欧展」。上野松坂屋さんでの北欧展は2回目、E.OCTは初めての出店でした。会場は北欧の素敵な雑貨でいっぱい!ちょっと空いた時間に会場内をきょろきょろするだけでも欲しいものがアレコレ。上野のお客様と直接お会いし商品のご案内をするのはとても楽しかったのですが、その他に毎日私を楽しい気持ちにさせてくれたのが・・・エレベーター!
hibinokoto
われらのブースはエレベーターの正面だったのですが、上野松坂屋さんのエレベーターのなんと可愛らしいこと。一目で虜になりました。ボンボリのようなランプは、上りエレベーターが来た時は「上り」が、下りエレベーターが来た時は「下り」が光ります。そして真ん中には時計のような表示盤が。これ、エレベーターの動きに合わせて針が動くのです。私が一番大好きなのが、上りの時には上向きの矢印が白く光り、下りの時は下向きの矢印が赤く光るというところ。
hibinokoto
そして、上野松坂屋さんには「中二階」なるものがあるのですが、そこは天井がちょっと低めなのです。その場合にはこんな風に。
hibinokoto
一階の表示盤は横長の定規みたいなスタイルで目盛に沿って赤い丸が動くタイプ。これも可愛い。
hibinokoto
ちなみに大理石と真鍮がふんだんに使用された華やかな階段と踊り場もとってもクラシックで素敵なのでお見逃しなく。壁の一部?がベンチになっていて、そこで地元のおっちゃんがのんびりしてるのがまた良い味わい。
上野松坂屋さんはエレベーターガール(昇降機ガールと呼んでいたらしい)発祥の地で、なんと2006年までは昇降機ガール常駐の手動エレベーターだったと(はわわ!)。2006年の本館改装の際にエレベーターは自動になり、一階のエレベーターの扉と各階の表示盤が残され現在のエレベーターに引き継がれました。
本館が建てられたのは1929年で、もうすぐ築100年。そして実はE.OCTとご縁があったりするのです。現在の外観は1980年にリニューアルされたものなのですが、それを手掛けたのがE.OCT代表の夫である鈴木エドワード氏。「ひよこが自分の殻を割って誕生するように、上野松坂屋も自分の古い殻を破って新たに登場する」というイメージでデザインされたとのことです(写真は中央通り側からの撮影)。
hibinokoto
歴史を遡れば江戸時代から同じ場所で営業を続けている上野松坂屋店さん。歴史ある建物が改装され、それにまた歴史が重なり引き継がれていく姿を考えると、これもまた「サステナブル」。これからも良い形で引き継がれていきますように。
BM 土田




>>>トップページに戻る
>>>「読むeマガジン」一覧へ