Less is More 少ない方が豊かになる
「Less is More 少ない方が豊かになる」とは、近代建築の巨匠ミース・ファン・デル・ローエの言葉ですが、私にとってはイーオクトの前進であるエンヴァイロテックという会社で初めて知った言葉です。
エンヴァイロテックでは、ORWAK(オーワック）というスウェーデン製の圧縮減容機で、段ボールやペットボトルなどを選別して集めて圧縮することで、ゴミをリサイクルマテリアルに変えていました。
主に工場や百貨店、スーパーマーケットのバックヤードに設置されています。こうすることで、スペースの獲得、人件費や輸送コスト、ＣＯ²の削減、さらにはゴミ処理代を払う代わりにリサイクルマテリアルとして販売できるなど、小さくすることでたくさんのメリットを生んでいました。
だから、家庭でもペットボトルを捨てる時はリサイクルされやすいように、キャップとラベルを外し、洗って潰して捨てることは当り前に行っています。
そしてプラスチックのトレー類も小さくカットして捨てています。これは７・８年前、まだ山のてっぺんのおうちに引っ越すずっーと前に、撮影で社長のご自宅を訪れたとき、社長がトレーを細かく切ってゴミ箱に捨てているのを見て触発されたからです。
確かにプラスチックのトレー類もそのままの形で捨ててしまえば、ゴミ箱はすぐにいっぱいになるし、ゴミ置き場でも場所をとります。ペットボトルとプラスチックのトレーが自分の中でリンクできていなかったことに、衝撃を受けたのを覚えています。
マンションのゴミ置き場へ行くと、ペットボトルも缶も潰さず捨てている人がたくさんいて驚きます。小さな活動ですが、何かを小さくすること、少なくすること、シンプルにすることで豊かに、良い方向にできることがあるならば、続けていこうと思います。
例えば、あれこれ洗剤の要らないMQ・Duotexの水だけの掃除とかもそうですね。
BM担当 菅野