トップページ もっとみる スタッフのecomfortモノ語り 第10回
スタッフのecomfortモノ語り 第10回

私の定番、スウェーデン生まれの「森のふきん」

あれは確か 2000年のこと。
デザイン、機能、エコという3つの条件を持つ商品を探しにストックホルムに行きました。
目的は新宿のリビングデザインセンターOZONEで開催されるサステナブルデザイン展に出品する商品を探すこと。
たくさんのアイテムを持ち帰り、百合子社長(イーオクト代表)に報告すると、一枚の商品を手にとって「いいじゃない。これ。」

それは、私がストックホルムのデザイントリエ(Designtorget)で見つけた厚い紙の表面に、おしゃれなイラストが描かれたスポンジワイプ、水に濡らしてつかうエコフキンでした。

デザインは、Anna Petermann

>>個性的なデザイン雑貨の宝庫「デザイントリエ」。ストックホルムでのお土産探しにもオススメ! たびこふれtabicoffret.com

「初めまして」のFAXを送り、2000年8月、サステナブルデザイン展でアンナのスポンジワイプがデビューしました。

スポンジワイプとは スウェーデンで1949年に特許を取得したエコふきんです。
素材は セルロース(樹木の繊維)とコットン20%からできている「森のフキン」でもあります。
今では、スウェーデンのどこの家庭にもある定番商品です。

blog_ecomfort_1
イーオクトの2006年カタログより


blog_ecomfort_1

2011年3月、東日本大震災が起きた時、イーオクトは被災地の方たちを応援するために、スウェーデン、フィンランド、日本のデザイナーたちの協力を得て「応援スポンジワイプ」を発売、売上の一部を被災地に送りました。写真のデザインは、ロッタ・グラーベの ものです。

blog_ecomfort_1

アンナの次に出会ったのがレーナ・カールソンです。アンナは数年前に創作活動を中止しましたが、レーナは創作継続中です。
スポンジワイプは、様々なデザインがあり、これを選ぶのも私の楽しみ。家には過去20年間のスポンジワイプ コレクションからお気に入りを保存しています。

blog_ecomfort_1

私の好きなデザイナーのひとり。マリア・H・ダールグレーンは、スポンジワイプのコンセプトをおしゃれに
“ENVIROMENTALLY FRIENDLY DISHCLOTH”と表示してメッセージを届けています。

blog_ecomfort_1
ベングトのヒツジ


スポンジワイプは、今や私の暮らしの定番品です。
私は「お手拭き、水切り、まな板のすべりどめ」、時々、鍋つかみにも使っています。
布のふきんより、キュッと簡単に絞れることも気に入っています。

blog_ecomfort_1

家には、常に10枚ほどのスポンジワイプを持っていて、ご近所や友達へのちょっとしたお礼として差し上げ重宝しています。

私たちが日本でスポンジワイプを紹介して今年は 24年目、ご存じないみなさま、是非、一度使ってみてください。

KLIPPAN 担当 高橋啓子




>>>トップページに戻る
>>>「読むeマガジン」一覧へ