トップページ もっとみる 連載『山のてっぺん 海暮らし』 第16回「山のてっぺんの朝」
連載『山のてっぺん 海暮らし』 第16回「山のてっぺんの朝」

5時から6時に目が覚め、ベッドから外を眺めるうっとり時間の後、テラスへ。

天地(あめつち)、森羅万象におはようの挨拶、スクワット20回。

垢も汗も全部洗い流した朝の空気の清新さ。
灰青色にピンク、オレンジが薄く柔らかく混じりあい重なり合う白々明け。

連載『山のてっぺん 海暮らし』 第16回「山のてっぺんの朝」

5:15am 山のてっぺんの朝


絶え間ない鳥の囀り
栗鼠の枝渡り
活動の始まり

しとしと雨、豪雨、山を覆う乳白色の霧、晴天、毎日が神さま、宇宙からの贈り物のライブショー。

昨日までがどうであれ、私たちはまた生き直せるとはっきり伝えてくれる朝は勇気の源。

西麻布の都市暮らしとは大違い。

連載『山のてっぺん 海暮らし』 第16回「山のてっぺんの朝」

晴天の朝


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朝、上部の窓からの光が室内を明るくする


大自然、まわりの山々、木々、海、富士山、草木、庭の雑草たち、気温も湿度も空気も風も全身全霊で受け止めて、深呼吸しながら生きかえる。

そして

活動の一日が終わる

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17:45 夕暮れ


太陽が海の向こうに沈む、再びテラスに。

大事な大事なサンセットの瞬間
しばし沈黙。

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左:中秋の名月 右:漆黒の闇


あっという間に漆黒の闇。
夜は闇と知った山のてっぺん暮らし。

漆黒、真っ暗闇の庭、虫たちが絶えることなく、大合唱。

今日も一日が終わる。

ありがとうございました。


髙橋Suzuki百合子




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