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フィンランドの森と繋がっている木の贈り物 majamoo「白樺のポットスタンド」

フィンランドは、陸地面積の65%は森林そして188,000もの湖があります。

majamooは森と湖の国、フィンランドを象徴する製品です。フィンランドを代表する建築家 アルヴァ・アアルト生誕100周年のデザインコンペ(1998年)に入賞して以来、20年にわたって世界の人々から愛されています。

日本でもギフトとして人気の高いmajamooについて今日は、その誕生についてお話します。



1998年、majamoo/マヤムー白樺のPOT STAND 誕生

Majamooの「白樺のポットスタンド」、フィンランド通の方ならどこかでみたような?と思われることでしょう。そう、この形はフィンランドを代表する建築家アルヴァ・アアルトがデザインしたサヴォイ(フラワーベース)を思わせるからです。

アアルトは1936年にストックホルムで開催されたガラスのデザインコンペにサヴォイを出品、フィンランドの湖をイメージしてデザインしたといわれます。

Majamooの「白樺のポットスタンド」

Majamoo誕生は1998年のアルヴァ・アアルト生誕100年のデザインコンペ入賞がきっかけです。

デザイナーのヤニ・マルティカイネンは、まだヘルシンキデザイン美術大学(現在のアールト大学)の学生でしたが、この入賞をきっかけに起業。2003年に卒業してから本格的なビジネスに取り組みます。

エコンフォートがmajamooを初めて日本で紹介したのは、2000年のサスティナブル・デザイン展でした。現在、majamooはヘルシンキではアルテックやイーッタラのSHOP、デザインミュージアムでも販売されフィンランドを代表するデザインアイテムとして不動の地位を確立しています。

Majamooの「つぎめのない曲線美」


独自に開発したローテーション技術が生み出す
「つぎめのない曲線美」

ヤニ・マルティカイネンは工業大学で建築を学び、さらにヘルシンキデザイン美術大学で家具デザインとインテリア建築を学び、在学中の1998年に起業しました。

最初はポットスタンドだけ、生産は外注でしたが、現在ではトレイ、ナプキンホルダーなどラインアップも広がっています。森に囲まれた自社工場で生産、品質管理をおこない世界20ケ国に輸出をしています。

majamooのポットスタンドの美しい曲線、実はどこにも継ぎ目がないのです。これはマルティカイネンが独自に開発したローテーション技術から生まれています。工場見学をした時に、「全部を撮影しないでね、これは企業秘密だからね」といった彼の言葉を思い出しました。

ヤニ・マルティカイネン


フィンランドの国樹「白樺」は幸福の木

白樺はフィンランドの国樹です。1998年にフィンランドで行われた国民投票で白樺は1/4以上の票を獲得して「象徴樹木」となりました。

フィンランドでは春の訪れを告げる幸福の木である白樺は、古代からフィンランドの人たちの暮らしともにある樹木です。白樺の籠、サウナで使うヴィヒタ(白樺の枝の束)アールトの家具、キシリトール・・・

ヤニ・マルティカイネンが、アアルトへのオマージュとして白樺と湖のフォルムを組み合わせたのは、フィンランド人だからこそのデザインです。

ヤニ・マルティカイネンとフィンランドの国樹の白樺


白みを帯びた白樺と柔らかな曲線がテーブルをアートに変える



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