なぜecomfortHouse には
北欧商品が多いの?①
写真:スウェーデンのORWAK社代表のスーネ・ヨハンソンさんのサマーハウスにて。左から高橋Suzuki百合子の夫、鈴木エドワード、スーネ夫人のグニーラさん(2000年初めごろ)
そのわけは、イーオクト(エコンフォートハウス運営元)の歴史にあります。
創業者、高橋百合子の「サステナブルな社会を!」という意志と情熱、多くの人たちからの共感と応援、
そしていくつもの幸運のおかげで北欧のサステナブル商品と出会いました。
1990年スウェーデンのORWAK(圧縮原容機)輸入販売に始まり、2000年サスティナブルデザインではスポンジワイプ、majamoo , on the Rockなど、2005年にはKLIPPAN発売と北欧ブランドが増えてきました。
1990年、スウェーデンORWAKとの取り組みがスタート
写真: このオレンジ色の機械がORWAK圧縮原容機。
PETボトルやプラスチックフィルム、段ボールなど最大1/7まで容積を圧縮できる。
1990年、編集・企画会社オフィスオクト代表の高橋百合子は、スウェーデンの圧縮原容機ORWAKが、すでにヨーロッパではリサイクル必需品であることを知り6ケ月後にENVIROTCH(エンヴァイロテック、Environment(環境)をTechnology(知恵)で解決という意味での社名)を設立、日本の総輸入販売元となりました。
リサイクルは分別から。その分別されたマテリアル保管スペース削減と各リサイクル工場への運搬効率をあげ、CO2排出を削減するのが圧縮原容機、ヨーロッパではあらゆる工場、スーパーマーケット、マクドナルド等のファーストフード店、ホテル等々で普及していました。
スウェーデンを何度も訪れた高橋百合子(写真右)は、現地の環境スーパーマーケットの先進性に触れ、雑誌「日経エコ21」のために、ORWAK圧縮原容機を使っているスウェーデンの代表的なエコスーパーマーケットICA(イーカ)を取材、記事が掲載されました。
2000年スウェーデンから評価された10年間の努力
ORWAK圧縮原容機は、百貨店、工場、自治体などへの導入が進み、10年後の2000年にはスウェーデンビジネスカウンシルから、「スウェーデンと日本のビジネスに貢献、新たな市場を創造した」ことが評価され最優秀賞を受賞しました。
その表彰式でのプレゼンテーション(写真)はスウェーデン大使館でおこなわれました。
スウェーデン大使館との繋がりも深まりました。
スウェーデンの夏休みをサマーハウスで過ごす
ヨハンソンソン夫妻とサマーハウスにて
サマーハウスから見える水辺の景色
ORWAK代表のヨハンソンさんとは家族ぐるみのおつきあいが始まりました。
高橋百合子は、ヨハンソンさんの自宅を訪問するだけでなく、
夫の鈴木エドワードとともに海辺のサマーハウスでの夏休みも、
ヨハンソンファミリーと一緒に何度も過ごしました。
自然とともに暮らすスウェーデンの日常を実体験、ビジネスだけでなくスウェーデン人の生き方、考え方も学びました。
ストックホルムのデザインショップやスーパーマーケットなども訪問した経験が、2000年のサスティナブルデザイン展で役に立ちました。
高橋 啓子
次回は「フィンランドとの出会い」です。