トップページ 特集一覧 ウールの正しいお手入れとは?

秋冬シーズンには欠かせないKLIPPANのウールアイテムたち。その温もりや心地よさに惹かれてリピートされるお客様も増えています。

そんな中、実は多くのお客様が抱えているのがウールの「お手入れ」に関するお悩み。

購入したいけれど、実際お手入れって大変?
汚れたら自宅でお洗濯できる?
来年まで綺麗に保管したいけれど、しまい方はどうしたら良いの?

そこで今回は、ウールを長持ちさせるためのコツをご紹介します。
ウールのお手入れは、実はとっても簡単!正しくケアをすることで長く綺麗にお使いいただけます。
購入を検討されている方も、すでにアイテムをお持ちの方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。

そのお手入れ方法、間違ってない?まずはウールについて知ろう!

100%土にも海にも還る、地球にやさしい自然素材のウール。圧倒的な「保温力」以外にも、実は優れた機能がたくさん備わっています。

その一つが「汚れにくさ」や「防水性」。ウールの繊維には“ラノリン”と呼ばれる天然油脂がたっぷり備わっていて、このラノリンがシミの原因になる汚れを防ぎ、水分もしっかり弾いてくれるんです。濡れやすいおむつカバーにも、ウールが選ばれているのも納得です。

実はウールを水洗いしてしまうと、ラノリンが落ちてしまいウール本来の機能が失われてしまいます。

ウールがもつ本来の機能を活かしてあげることも、「長持ち」のコツの一つですよ。

普段のお手入れは「陰干し」と「ブラッシング」だけでOK!

自然本来の機能をたくさん持ち合わせているウールですが、長持ちさせるには「普段のお手入れ」が大切です。お手入れはとっても簡単で、必要なのは「風通し」と「ブラッシング」だけ。

まず、汗や湿気をそのままにせずに、時々風通しの良いところで干してあげてください。多少の汚れは、一緒にパタパタと払ってくださいね。ウールは呼吸する繊維。調湿作用があるだけでなく、湿気とともにたばこの煙など嫌な臭いも吸い込んでしまうことがあります。通気性の良いところで数時間干してあげると、嫌な臭いも出してくれますよ。

ポイント
強い日差しや直射日光は避けて。強い日差しは繊維を傷め、色褪せの原因になります。

もう一つの簡単ケアは、定期的なブラッシング。チリやホコリ、ゴミを取り除きながら毛並みを整えましょう。繊維の固まりをほぐしてあげることで、毛玉の発生も防ぎますよ。KLIPPAN専用のウールコームがあれば日々のケアはばっちりです。

ポイント
強く擦らず、優しくブラッシングしてあげましょう。毛並みに対して、下からに動かすのがポイントです。

「汚れが付いてしまった!」そんな時の救世主は?

汚れにくいのが特徴のウールですが、「汚れやシミが付いてしまった!」と頭を抱えること、ありますよね。

【自宅で落とせるレベルの汚れ】は、MQニットクロスを使ってふき取ってあげましょう。MQニットクロスは、清掃のプロが使うために特化開発されたお掃除アイテム。少しのを使うだけで汚れを除去してくれるので、手肌が荒れる心配もありません。編み目があるから吸着面積が広く、凸凹が表面だけでなく奥の汚れまでかきとります。

ポイント
水で少し濡らしたニットクロスを使って、強く擦らずやさしく押し叩いてください。その後通気性の良い場所で陰干しし、十分に乾燥させるのがポイント。

【自宅で落ちない頑固な汚れ】が気になる方は、ドライクリーニングいただけます。ドライクリーニングでは、強い溶剤を使用している場合ラノリンが落ちてしまい、風合いや肌触りが変わる可能性があります。普段のお手入れで長持ちさせるのが一番です。

衣替えをする前に!虫食いを防ぐ、正しいウールのしまい方。

「普段のお手入れ」だけでなく、ウールを長持ちさせるために大切なのが、衣替え前の「しまい方」。
クローゼットへの「しまい方」や「保管方法」を工夫することで、次の秋冬シーズンまで変わらない品質をキープしましょう。

ウールの保管について多くのお客様が悩んでいるのが「虫食い問題」。実は虫たちは、暗くて湿気があり、食べ物のカスが豊富なクローゼットが大好き。そして動物性の天然繊維を好む虫たちにとって、ウールは大好物なんです。
今回は、そんな「虫食い問題」を解決してくれる『エコンフォートハウスの3種の神器』をご紹介します。

虫食いからウールを守る三種の神器

お手入れに活躍するKLIPPANのウールコーム

神器1:KLIPPANのウールコーム


日々のケアで肌触り持続

ブラッシングすることで、屋内・屋外でついてしまった見えない虫を落とします。保管前、毛玉の原因となる繊維の固まりもほどきます。

ウールの汚れを落としてお手入れ MQニットクロス

神器2:MQのニットクロス+水スプレー


水だけでナチュラルに汚れを落とす

虫が大好きな「汚れ」を落とします。ecomfortHouseのスプレーボトルで少し濡らしたニットクロスで汚れを拭きとったあと、陰干して十分に湿気をとってからクローゼットにしまいましょう。

ウールの保管に くすのき防虫ブロック

神器3:くすのき防虫ブロック


天然アロマでウールを守る

湿気やカビからウールを守るため、保管の際は「防虫ブロック」と一緒にしまいましょう。 くすのき防虫ブロックは、防虫・防臭効果のある天然の防虫剤として古くから使われています。

くすのきの、自然の抗菌・防虫力
「くすのき防虫ブロック」を作っているのは高知県の「土佐龍」さん。代表の池龍昇さんは、木の特性を活かし、木を余すことなく使い切るまさに木の料理人。間伐材や木の端材から生まれたサステナブルな製品を多数生み出しています。
昔から日本で使われている天然の防虫剤といえば、樟脳(しょうのう)。その樟脳はくすのきを蒸留して作られているとご存知ですか?防虫・消臭作用をもつこの「くすのき」を使った防虫ブロックは、KLIPPANウールの保管時にご使用いただけるケアアイテムです。土佐龍の池さんはご自宅にクスノキを使っているため、高知の山の中にも関わらず蚊が入ってこないのだそう。くすのきが持つ自然の抗菌・防虫効果とともに、心が落ち着くような優しい香りもお楽しみください。

140年以上のこだわり。KLIPPANが生み出す特別なウール。

1879年創業のKLIPPANは、143年間ホンモノのウールにこだわり続けています。そのわけは、ウールは私たちの暮らし、そして心をあたたかくしてくれるから。ホンモノの快適な暮らし、あたたかい家庭に不可欠だからです。そしてなにより「人類がこれから先もずっと使い続けられるサステナブルな素材だから」。

天然繊維以外は見向きもせず、ウールにこだわり続けるKLIPPAN。ウールを知れば知るほど、KLIPPAN製品を使えば使うほど、ウールそのものの価値や機能、心地よさに気が付きます。1879年創業以来、5代にわたってウールの向き合ってきたKLIPPANだからこそ生み出せる品質と温もりを、ぜひ体感してください。

KLIPPANや私たちがお勧めしているのは、出来る限りナチュラルなお手入れ方法です。ウールの本来の機能を楽しみながら、地球や肌を守るお手入れ方法をぜひ実践してみてくださいね。