トップページ もっとみる モノものがたり 2021/04/01 始まりは1990年、スウェーデンの環境機器、輸入・販売

始まりは1990年、スウェーデンの環境機器、輸入・販売

モノものがたり 2021/04/01 始まりは1990年、スウェーデンの環境機器、輸入・販売

2000年、高橋百合子が東京ガスの子会社新宿ozoneデザインセンターの橘田さん
(現在は駒沢大学教授でありご自身のデザインプロデュース会社も経営)から、
「サステナブルデザイン展」をコーディネートしてほしいと依頼されたことがきっかけで
現在の私たちの事業につながりました。

サステナブルという言葉は、当時、高橋がコンセプトワークのオフィスオクトと共に、
スウェーデンの環境機械を国内の企業や自治体に販売する㈱エンヴァイロテックを経営していたことで、 世界の環境キーワードとして耳慣れていましたし、世界中の販売会社が集まる会議でもごく普通に使われていました。

スウェーデンでは1992年リオで行われた地球サミットで採択された「アジェンダ21」の活動が
国や自治体、学校などで行われていました。

ただ、現在に至るまで、ここ日本ではまだまだサステナブル?それなぁに?の人が多いのが現状です。

※1985年「環境と開発に関する世界委員会」委員長のブルントラント・ノルウェイ首相の報告
「Our Common Future」の中心的な考え方として取り上げた概念が
Sustainable Development=持続可能な開発。
この時点から、サステナブルという言葉が世界をよりよくしようとする共通ワードとなりました。

サステナブル、今、地球温暖化や海洋汚染、森林の伐採等々の環境破壊をもたらす発展ではなく、
人類にも生きとし生けるモノにも、私たちの安全を担保してくれているかけがえがない地球にも、
この先ずっとよりよい未来が持続できるよう、今を生きる私たちの義務として行動せねばなりません。

モノものがたり 2021/04/01 始まりは1990年、スウェーデンの環境機器、輸入・販売

そのサステナブルにデザインがついた展覧会、
ゼロから考えました。

1997年、日本で初めての容器包装リサイクル法が施行(一部)されました。
当時、日本では「環境」に関する記事もまだまだ一般的ではありませんでした。

2000年、2001年とサステイナブルデザイン展を開催、同時に、ミュージアムショップも隣接しオープンしました。

その後、全国各地からの依頼に応じて展覧会や講演会などを行ったり日経新聞主催のエコプロダクツ展での依頼で、主催社スペースで大きくエコプロダクツ展を開催。
多くの流通の人たちが押し寄せました。

私たちは求められている、私たちができることがある。
2004年に、サステナブルデザイン商品の販売を業とする現在のビジネスに転換しました。

「ひとりひとりの暮らしから、快適なサステナブル社会をつくる」

これからもずっと。


次回は、サステナブルデザイン展で紹介した「菊花線香」