世界と繋がるecomfort

仕入れ担当木田より

みなさん、こんにちは。
ecomfort(エコンフォート)の仕入れ担当 木田です。
先月から始まったコーナー「世界とつながるecomfort」2回目の発信です!

今回ご紹介するのはPinumu Pasaule社のペーテリウス・テュタンさん、ロリータ・テュタンさんご夫妻です!

エコンフォートから2016年発売を開始した「リガバスケット」はラトビアの首都、リガのバスケットメーカーPinumu Pasaule社でつくられています。ecomfort代表 高橋百合子がKLIPPANのブランケットの収納にバスケットを探そうとラトビアを訪問した際、ラトビア大使館のご紹介で出会いました。

Pinumu Pasaule社は伝統のバスケットづくりを受けつぐ熟練の職人さんたちが、柳の栽培、加工、そして編む工程まで全てを手仕事で行う、バスケットメーカーです。伝統的な製法で細部まで丁寧に作られた製品には、柳の強さ、しなやかさ、そして手作りならではのあたたかみを感じることができます。
ご夫妻は、伝統的なバスケットづくりを継承して、1985年にPinumu Pasaule社を設立しました。

Peteris Tutans(ペーテリウス・テュタン

それではさっそく、ラトビアに暮らすお二人の暮らしや、バスケット職人さんであるペーテリウスさんの1日を覗いてみましょう!

バスケットづくりのはじまり

ペーテリウスさんのバスケットづくりのルーツは彼が14歳のころに遡ります。
当時14歳だったペーテリウスさんは、彼の父親、叔父さんからバスケットづくりを教えてもらいました。バスケットづくりに魅了されたペーテリウスさん。バスケットづくりの先生について週2回の訓練を受けながら、ひたすらバスケットづくりの練習を行うという厳しい環境に耐えました。その結果、17歳にはもう一人前のバスケット職人になっていました。

当時は友人やガールフレンドのためにバスケットを作っていましたが、その美しさ、素晴らしさが評判を呼び、次々と注文が舞い込むように。ある時、新聞に広告を載せたのがビジネスの始まり。スーパーマーケットからパンを入れるバスケットの注文を受けたのです。これをきっかけに会社を興してビジネスが始まりました。

お二人はバスケットでビジネスをしよう、と思ったことは一度もないそう。「ビジネスの方が私たちのところに舞い込んできてくれたのよ」とロリータさんは話していました。

ふたりの出会い

ふたりが出会ったのはなんとイギリス。偶然にもお二人とも叔父さんがイギリスに住んでいたため、イギリスに遊びに行ったタイミングが重なり、出会いました。その頃お二人は20代後半と30代前半。そのイギリスでの出会いから今日まで、23年間一緒に過ごしてきました。

ペーテリウスさんの1日

バスケット職人、ペーテリウスさんはどのような1日を送っているのでしょうか。ラトビアの暮らしをのぞいてみましょう。

7:00

起床、コーヒー2杯で目覚め、庭を散策し、飼っている鳥たちの様子を見回ります。家ではダチョウ3羽、七面鳥、アヒル2羽、ガチョウ2羽、ニワトリ、犬5匹に、猫6匹も飼っています!ちなみに猫の名前は「ミカ」です。まるで日本人の名前みたいですね。お二人は森の中に住んでいるため、庭が非常に広く、池もあってそこで魚釣りもしています。

8:00

大工さんと打合せ。現在ワークショップのためのお部屋やゲスト用のお部屋を作っています。

8:30

バスケットづくり開始(家から50M の工房にて)。
バスケットづくりは基本1人が1個を担当し、最後まで仕上げますが、大急ぎの時や大きさによっては分担することもあります。バスケットの原料の柳は、お二人が自分のお庭で、無農薬で大切に育てています。農薬を使うと、柳は早く成長する一方で、コシのない、割れやすい柳になってしまいます。無農薬は手間がかかりますが、お二人のバスケットへの想いが、「無農薬」を選択させました。

12:30

ランチ。お二人のお住まいから外食できる場所までは、車で10kmも離れているので、自宅の庭でとれた野菜や池で釣った魚などを使って食事をします。卵はフリーレンジエッグ(青空の下、自由に動き回れる状態の鶏が産んだもの)をお隣さんから分けてもらいます。そんなご近所づきあいも素敵ですね。

ランチ後

バスケットづくり再開。忙しいときや急ぎの注文があるときは21時頃まで行うこともあります。

夕食

夕食も魚が中心。焼き魚、スモークした魚、それに卵やお米、黒豆など健康的なものを多く食べているようです。パンは中に種がいっぱい入っている黒いパンを好んで食べます。夕食後は二人でゆったりと、リラックスして過ごすそうですよ。お話を伺って、自然に溢れたラトビアの森の中で暮らすお二人の素敵な1日を感じられました。

お休みの時の過ごし方

冬はスキーに行ったり、夏はマーケットに参加したりします。また、国内の各地で開催されるシティフェスティバルというお祭りを回ったりもします。6月初に開催された、ラトビア中の職人さんが年に一度一同に会する”森の民芸市”というイベントにも参加されたときは、大忙しだったそうですよ。
自然に恵まれた場所で、ほぼ自給自足の生活を送るお二人。そんな自然の中で生まれたバスケットにはラトビアの森の香りと職人さんの想いを感じます。

ラトビアのごはん