「暮らしのおへそ塾」の始まり。編集ディレクター一田憲子さん

2017年がスタートしました。みなさまはいかがお過ごしですか?
ecomfortでは新年の「お楽しみ袋」の準備や、スタッフ全員での初詣などを終え、
やっと通常業務のペースを取り戻してきたような今日このごろです。

そんなecomfortの年明け最初のイベントは、
私たちの大好きな編集者・ライターの一田憲子(いちだのりこ)さんによる「おへそ塾」。
「おへそ=習慣」という考えのもと、自分の「おへそ」についてじっくり考える、
新しい習慣への意識が高まる新年にピッタリのイベントです。
今回は、一田さんの「おへそ=習慣」という考えや「おへそ塾」の始まりについて紹介します。

「おへそ塾」の始まりについて

東京では紅葉が始まり、秋の訪れを感じるようになった10月のある午後のecomfort。
笑顔が印象的な一田さんが、 1月に開催する「おへそ塾」の打ち合わせにいらしてくださいました。
一田さんは、主にライフスタイル誌を中心に企画、編集、執筆を手がけるフリーランスの編集者。
全国を取材で飛び回り、お会いするといつもエネルギーをもらえる、パワフルな女性です。

そんな、一田さんと私たちとの繋がりは2016年2月。
一田さんが編集ディレクターを務める雑誌「暮らしのおへそ/主婦と生活社」で
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「暮らしのおへそ」は、その人だけが持つ習慣を「おへそ」と名付け、
さまざまな人のおへそ(=習慣)をテーマに取材をしている雑誌で、2015年に創刊10周年を迎えました。
一田さんは、私たちの代表が毎日、徒歩通勤していることや、週に1回ジムで体作りをしていることなど、
ひとつひとつのおへそを紹介してくださり、私たちはその記事をきっかけに、
一田さんの「おへそが明日をつくる」という考えを知り、共感しました。
この考えをぜひecomfortと繋がっているみなさまにも伝えたい!と、
2017年1月に一田さん主宰の「おへそ塾」をecomfortで開催するを企画をたてました。

    

では、「おへそが明日をつくる」とはどういうことなのでしょうか。

「習慣を変えるのは簡単なことじゃなかったんです!」

    

一田さんが「おへそ(=習慣)」という言葉を思いついたのは、今から約10年前。
東京郊外への引っ越しがきっかけでした。

一田さん/
「当時は、引っ越ししたら人生が新しくなる気がして、張りきりモードでした。
明日から早く起きて掃除もちゃんとやるぞって決心する。
でもね、今まで遅くまで原稿を書いていた夜型の人間が、いきなり朝早くから動けるわけなくて…

その時、習慣を変えることの難しさを、身をもって経験したんです。

そして、朝起きてから夜寝るまで、私たちの毎日は一つ一つの習慣が
積み重なってできているのではないかと考えるようになりました。
であれば、習慣を変えればもしかすると人生も変わるのでは?と…」

「習慣を変える=人生を変えるということ」

    

そんなとき、一田さんは主婦と生活社の編集担当の方から新しい企画の相談を受け、
「暮らしのおへそ」を思いつきました。

一田さん/
「ライフスタイル系の本はその時既に何冊か出版されていたので、
何か新しい切り口で作りたいなと思って、習慣を切り口にしたいと提案しました。

習慣という意味を担うおへそという言葉は、こう(身振り手振りで)……
背骨が積み重なって真ん中にある部分をイメージして出てきた言葉です。

    

「暮らしのおへそ」は、「おへそ族」と呼ばれる愛読者がいるほどの人気ぶり。
「おへそ」という言葉は着実に浸透しています。

例えば私の大好きなアートディレクター森本千絵さん、
永遠のファッションリーダー、女優もたいまさこさんなどの「おへそ」も紹介されました。
自分が有名人になることはできませんが、憧れている方の習慣なら、
暮らしに取り入れることはできるかもなんて考えながら、いつも楽しく読ませていただいています。
まだ読まれたことがない方はぜひご覧くださいね!

「我が家の座談会がそのまま企画になりました」

さて、話を戻します。
一田さんが、「おへそ塾」をはじめたのは「暮らしのおへそ」が創刊された後のこと。
きっかけは、友だちとの気兼ねのない会話の中にありました。

一田さん/
「うちでご飯会をやったとき、集まったメンバーの多くが、お花や裁縫などの教室を開いている人だったんです。
教えられることがあるっていいよねって話をしたら、一田さんも質問がうまいじゃないという話になって……。

そこでの会話から、『質問をする会』を自宅で試しに開いてみたところ、想像以上に盛り上がったんですよ!

そして、改めて今までの取材を思い返してみると“自分でも考えたこともないことを質問されたので、
自分のことを知る良い経験ができました”と言われることが何度かあり、
質問することでその人の中にある気づきを引き出すことになると思うようになったんです。

そんなとき、タイミングよくイベントを開催してほしいという話が舞い込みました。
当初はトークイベントを予定していたんですが、私が一方的にしゃべるより、
参加者との対話をしてみると面白いんじゃないかと思って、そのイベントのタイトルを『おへそ塾』と名付け、
この企画が本格的にスタートしました」

    

今では全国各地から、「おへそ塾」の依頼が入り、一田さんは各地で「あなたのおへそは何ですか?」と、質問を投げかけます。
最初は緊張している方も、ひとつずつおへそを掘り下げていくことで話せるようになったり、
ほかの人のおへそに共感したりと、みんなそれぞれの何かしらの気付きを持って帰ります。

一田さん/
「おへそ塾は答えがある会ではありません。でも、だから面白い。
自分のおへそについて考え、それを自分自身の言葉で語ることで、無意識だったおへそに気がつきます。
年齢や職業が違う人同士の会話の中からも、たくさんの気づきが見つけられると思いますよ!」

    

どんな人にも興味津々、好奇心いっぱいに問いかける一田さん。
それは、一田さんの内にある人間力なのだと感じます。

    

2017年が始まりました。
新たな気持で、今までの自分の「おへそ」を振り返り、
これから始めたい「おへそ」について考える時間をとってみてはいかがでしょう。
新たな明日をつくるために。